Pause Time

#002

創造のプロセスこそが喜びや癒し

宇野敦子さん
宇野敦子さん

私にとっての『ポーズタイム』は織物をしている時間です。
羊毛の手触りや匂いに触れていると自然と気分がリラックスします。
糸の匂いや木の道具の手触りを感じながら、一段一段と織り進める織物は、子どもの頃に夢中になって遊んだ純粋な気持ちを取り戻すような時間とともに、意識を『今ここ』に集中する瞑想のような時間でもあります。

制作中はイメージするデザインの色やカタチを通して、今の自分が心地よいと感じる感覚や感情を探ることがとても楽しいです。
織り機に向かっていると、日常の慌ただしいタイムラインから離れ、静かで落ち着いた時間が流れます。時には試行錯誤を繰り返したり、糸を解き直したりすることもありますが、自分の手と身体を使うモノづくりは、その成果物の良し悪しといった評価より、創造のプロセスこそが喜びや癒しであり、私にとっての大切なポーズタイムです。


宇野 敦子(Atsuko Uno)
ウール織作家
2014年より自作で木枠の織り機を使ってタペストリー織りを始めました。屋号のUoolenは、羊毛を意味するWoolenという単語の頭文字「W」を苗字の頭文字「U」に変えて名付けました。主にウールを使った作品を制作しています。
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