つくりのこだわり

MD香時計 木/MDペンレスト 木

MD香時計 木/MDペンレスト 木

紙は木から生まれます。
だからでしょうか。木でつくられたものには、MDノートとどこか通じ合う佇まいがあります。素材そのものが持つぬくもりや、飾らない美しさ。使うほどに手になじみ、時間とともに味わいを深めていくところもよく似ています。

その重なり合う世界観から、日本の木製家具メーカーであるカリモク家具とともに、MD香時計とMDペンレストをつくりました。
木という素材と真摯に向き合い、細部まで丁寧につくること。使い心地と品質を追求するその姿勢は、MD PRODUCTが大切にしてきたものづくりと深く重なります。

様々な産地から届いた木材は、一枚一枚受入検査を行います。
天然乾燥と人工乾燥を経て、木材に含まれる水分をゆっくりと抜いていきます。
MD香時計とMDペンレストで使用されているナラ材の入荷時の含水率は約70%。
屋外で約半年かけて乾燥させ、含水率を20〜30%まで下げます。その後、機械による乾燥工程を経て、含水率を約7%まで下げることで、加工後も変化しにくい安定した素材になります。


乾燥後は木材を整え、さらに寝かせます。

短くカットした木材を加工していきます。
左がナラ材、右がウォールナット材です。

材料を固定し、機械で加工していきます。
MD香時計の香台は厚みがあるため、片面ずつ丁寧に削り出します。


加工後は、機械ではできない仕上げを手作業で行います。
表裏の境界や削り跡を一つひとつ整え、なめらかな手触りに仕上げていきます。


次に塗装の工程です。
表面に約0.5ミクロンの塗装を施すことで、湿度の変化に強くなり、長く使い続けられるようになります。
塗装は3回に分けて行います。
長いレーンをゆっくりと進みながら1回目の塗装を施し、移動しながら乾燥。続いて2回目の塗装を行い、最後は人の手で3回目の塗装を施します。


その後、検査を行います。
さまざまな検査項目に加え、人の目と手で表面の仕上がりを確認します。
表面についた小さなホコリやゴミを取り除き、塗装のむらや凹凸がないか、一つひとつ丁寧に確認しています。


指を組むように木材をつなぐ「フィンガージョイント」加工により、小さな端材まで無駄なく活かしています。
継ぎ目が描く表情は、一つとして同じものがありません。
シンプルなデザインの中にも、カリモク家具の丁寧で高度な技術が息づいています。

紙と木。異なる素材でありながら、どちらも暮らしの中で静かに寄り添い、使う人とともに歳月を重ねていくもの。
日々の時間の中に、素材の心地よさと、丁寧につくられたものならではの安心感が、そっと息づく道具であってほしいと願っています。

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